日本でも有数な風況を誇るこの地で、(有)稚内グリーンファクトリーは事業のパートナーである(株)ユーラスエナジーホールディングスと2018年5月に天北ウインドファームの営業運転を開始しました。この施設は、稚内市恵北及び増幌地区に、1基あたり3,000kWの風力発電基を10基設置したものです。
世界中にエネルギーの安全保障や地球温暖化対策が求められる中、再生可能エネルギーに対する人々の関心は急速に高まっており、国内においても各地で開発が進められています。我々は、天北ウインドファームを通じて、長期的に安定した運営を行いながら地域とともに発展し、地球にやさしいエネルギーを地域に供給します。
会社情報
商号 | 株式会社天北エナジー |
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所在地 | 〒098-6645 北海道稚内市大字声問村字恵北754番地38 |
TEL/FAX | TEL:0162-27-2001 FAX:0162-76-2336 |
設立 | 平成24年11月 |
資本金 | 1,100万円 |
代表者 | 代表取締役 渡辺 義範 代表取締役 高瀬 達秀 |
事業内容 | 風力発電を始めとする再生可能エネルギーによる電力の供給 |
事業概要
事業主体 | 株式会社天北エナジー |
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株主 | 株式会社ユーラスエナジーホールディングス 有限会社稚内グリーンファクトリー |
事業地 | 北海道稚内市恵北及び増幌地区周辺 |
着工 | 2016年9月 |
運転開始 | 2018年5月 |
発電機の基数 | 10基 |
設備容量 | 30,000kW(3,000kW × 10基) |
電力供給先 | 北海道電力株式会社 |
事業期間 | 20年間 |
事業の効果
年間予測発電量 | 一般家庭約19,000世帯分に相当 |
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年間CO2削減量 | 年間約52,000t |
風力発電機仕様
メーカー | ゼネラルエレクトリック社 |
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機種 | EC0110 |
1基あたりの出力 | 3,000kW |
タワーの高さ | 80.3m |
ローター径 (ブレード回転部分直径) |
109.8m |
最高到達点 | 135.2m |
総重量 | 385. lt |
風況条件 | 3m/s (起動風速) 15m/s(定格風速※) 25m/s(停止風速) ※定格出力に達する風速 |
風車ができるまで
- 1. 敷地造成
風車基礎を作るために、建設地の整地を行います。 - 2. 基礎工事
コンクリート製の基礎を構築し、風車を支持します。 - 3. 風車輸送
風車は分割して荷揚げされた港より特殊車両で1パーツごとに輸送します。 - 4. タワー据付
4つに分割されたタワーを順に据付けていきます。 - 5. ナセル据付
ナセルをクレーンで上架し、タワー最上部に据付けます。 - 6. ブレード据付
ナセルにハブを据え付けた後に、ブレードを1枚ずつ据付けます。 - 7. 電気工事
ケーブル施設等送電のための工事を行います。 - 8. 完成
発電の仕組み
風力発電機は、風の吹いてくる方向に向きを変えて、常に風のカを最大限に受け入れる仕組みになっています。台風などで風が強すぎる場合には、危険防止の為にブレードの角度を変えて風車が回らないように制御されます。
ブレード | 風を受けて同転運動に変換 |
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増速機 | 発電に必要な回転数まで増速 |
発電機 | 回転運動を電気工ネルギーに変換 |
ヨー駆動装置 | 阻を最大限に受けるため、風車の向きを制御(ヨー制御) |
ピッチ駆動装置 | 風を最大限に受けるため、ブレードの角度を制御(ピッチ制御) 風が強すぎる場合は、風を受け流し、風車が回らないようにブレードの角度を制御 |
送電の仕組み
風力発電機でつくられた電気は、連系変電設備で電圧を調整した後に北海道電力送電線を経由し、変電所で使いやすい電気の大きさに変換され、各施設や各家庭に供給されます。
主要部材説明
地域貢献
これまでの地域貢献活動内容
平成28年度(天北ウインドファーム着工を記念して)
『稚内市立増幌小中学校へ寄贈』
- ①太陽光発電設備 (9.9KW) 一式
- ②太陽光発電設備 発電量モニター 一式
平成31年度(天北ウインドファーム稼働を記念して)
(天北エナジーと稚内グリーンファクトリーの合同寄贈)
- ①遊具 一式~費用の1/2拠出
令和1年度(天北ウインドファーム稼働を記念して)
『稚内市立増幌小中学校へ寄贈』
- ②洋式便器 二台
- ③温水洗浄便座 六台
『稚内市立天北小中学校へ寄贈』
- ①温水洗浄便座 十四台
『稚内市立恵北保育所へ寄贈』
- ①温水洗浄便座 一台
『稚内市立東中学校へ寄贈』
- ①吹奏楽部用楽器 フレンチホルン 一本
『稚内市立潮見が丘中学校へ寄贈』
- ①吹奏楽部用楽器 ソプラノサックス 一本
『稚内市立南中学校へ寄贈』
- ①吹奏楽部用楽器 テナーサックス 一本
令和2年度(ユーラス宗谷様との合同寄贈)
『稚内市立宗谷小学校へ寄贈』~費用の1/3拠出
- ①洋式便器 四台
- ②温水洗浄便座 七台
『稚内市立宗谷中学校へ寄贈』~費用の1/3拠出
- ①洋式便器 五台
- ②温水洗浄便座 十二台
『稚内市立大岬小学校へ寄贈』~費用の1/3拠出
- ①洋式便器 五台
- ②温水洗浄便座 七台
『稚内大谷高等学校へ寄贈』
- ①温水洗浄便座 二十台
- ②吹奏楽部用楽器 チューバ 一本
※全て工事代金を含む。
令和3年度『稚内大谷高等学校へ寄贈』
スクールロッカー 372人分
令和2年6月25日『感謝状贈呈式』
稚内大谷高校で温水自動洗浄便座(ウォシュレット20台分)を寄贈した(株)天北エナジーに対して、中尾校長より感謝状が贈呈されました。
感謝状贈呈式には、(株)天北エナジーを代表し渡辺義範代表取締役【(有)稚内グリーンファクトリー代表】が出席されました。渡辺代表からは、子供は地域の宝。大谷高校は日頃から地域のために頑張っている学校であり、今後も出来る限りの支援は続けていきたいと話をしておりました。(写真左より、中尾忠校長・渡辺義範代表・中田誉生徒会長)
令和2年7月27日・29日『稚内大谷高校 風車見学』
稚内大谷高校2学年生96名が、地元の基幹産業を学ぶ機会として、ビックグリーン増幌の最新鋭設備の搾乳ロボット牛舎と恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車を見学されました。
風車見学では、(株)ユーラスエナジーホールディングス国内事業第二部稚内支店の小杉支店長から、広大な天北ウインドファームに総事業費100億円を投じて建造された巨大な風車であることの説明を受け、再生可能エネルギーの必要性等について理解を深めておりました。
令和2年11月18日『感謝状贈呈式』
市長応接室で市内小中学校3校に洋式便器(14台)と温水自動洗浄便座(ウォシュレット26台)を寄贈した(株)天北エナジーに対して、工藤稚内市長より感謝状が贈呈されました。
感謝状贈呈式には、(株)天北エナジーの渡辺義範代表取締役【(有)稚内グリーンファクトリー代表】と(株)ユーラスエナジーホールディングス国内事業第二部稚内支店の小林支店長代理が出席されました。同社は、これまでにも市内の小中学校や保育所等に対して楽器やウォシュレット等を寄贈しており、積極的に地域貢献活動に取り組んでおります。お二人は『地域の宝である子供達のため、今後も地域貢献活動を続けていきたい』と声を揃えておりました。
渡辺代表・工藤市長・小林支店長代理
令和3年9月8日『稚内大谷高校 風車見学』
昨年に引き続き稚内大谷高校2学年生60名が、地元の基幹産業を学ぶ機会として、ビックグリーン増幌の最新鋭設備の搾乳ロボットと、恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車を見学されました。
風車見学会では、ユーラスエナジーHD国内事業第二部稚内支店の加藤支店長らより、地域の風を活かした大型風車10基で3万キロワットの発電と、二酸化炭素が削減出来るメリット等の説明を受け、生徒達は130メートルもある風車を見上げ、その巨大さに驚いておりました。
令和4年7月25日『感謝状贈呈式』
稚内大谷高校にてスクールロッカー372人分を寄贈した(株)天北エナジーに対して、吉田幸麿理事長、平岡校長より感謝状が贈呈されました。 感謝状贈呈式には(株)天北エナジーの渡辺義範代表取締役【(有)稚内グリーンファクトリー代表】と佐々木則彦取締役【(株)ユーラステクニカルサービス風力事業統括担当役員代理】が出席いたしました。
お二人からは、地域の為に頑張っている稚内大谷高校の学校生活が少しでも良くなって欲しいし、今後も(株)天北エナジーとして地域貢献活動を続けていきたいと声を揃えておりました。
令和4年9月21日 『稚内大谷高校 風車施設を見学』
例年同様、「地学基礎」を学ぶため、稚内大谷高校2学年生51名が、恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車を見学されました。 風車見学会では、ユーラスエナジーHD国内事業第二部稚内支店の小林支店長代理らにより、10基ある風車について、1基当たりの発電量3,000kw、重さ400トンあることなどを紹介したほか、風車のメンテナンス方法なども解説され、生徒達は間近で見る風車に驚きを見せておりました。
令和5年5月12日『感謝状贈呈式』
開校100周年を迎える稚内高校に対して、サッカーゴール2台他、教育関連機材一式を地域貢献の一環として寄贈した(株)天北エナジーに対して、矢橋校長より感謝状が贈呈されました。感謝状贈呈式には(株)天北エナジーの渡辺義範代表取締役【(有)稚内グリーンファクトリー代表】と佐々木則彦取締役【(株)ユーラステクニカルサービス風力事 業統括担当役員代理】が出席いたしました。 お二人からは、これからも学業や部活動で活躍され頑張って稚内を盛り上げて欲しいと声を揃えておりました。
令和5年7月20日『稚内高校商業科 風車施設を見学』
稚内高校商業科1学年生33名が「地域産業視察事業」の一環として、恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車を見学されました。
風車見学会では、(株)ユーラステクニカルサービス風力事業統括担当役員代理の佐々木取締役及び小林宗谷事業所長より、建設から稼働に至るまでの経緯や風車の発電量、メンテナンス方法などの説明をされておりました。
令和5年9月20日『稚内南小学校 風車施設を見学』
稚内南小学校3年生50名が社会科授業の一環として、恵北にそびえ立つ天北エナジーの 風車を見学されました。㈱ユーラスエナジーHD国内事業第二部稚内支店の小林支店長代理 らにより、風車の建設から稼働に至るまでの経緯や風車の発電量やメンテナンス方法など の説明を受けました。
令和5年10月25日『稚内大谷高校 風車施設を見学』
稚内大谷高校1学年生55名が地学基礎を学ぶため、恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車 を見学されました。㈱ユーラステクニカルサービス風力事業統括担当役員の佐々木取締役及び小林宗谷事業所長らにより、風車の建設から稼働に至るまでの経緯や風車の発電量やメンテナンス方法などの説明を受けました。
令和6年5月13日 稚内大谷高校へ放送設備機材と掃除用ロッカーを寄贈しました。
(株)天北エナジー 代表取締役 渡辺義範は、地域貢献の一環として、稚内大谷高校に対して放送設備機材一式、掃除用ロッカー7台を寄贈しました。贈呈式で渡辺代表より生徒代表の方に対して目録を贈呈し、『若い人達で明るい稚内を作って欲しい。これからも出来る範囲で応援させていただく。』とエールを送っておりました。
令和6年6月7日(金)『感謝状贈呈式について』
市内の小中学校及び保育所に対し空調設備一式を地域貢献の一環として寄贈した(株)天北エナジーに対して、稚内市長より感謝状が贈呈されました。 天北小中学校へエアコン一式1台、沼川保育所へエアコン一式2台、勇知保育所へエアコン一式1台を寄贈しました。感謝状贈呈式には(株)天北エナジーの渡辺義範代表取締役【(有)稚内グリーンファクトリー代表】と佐々木則彦取締役【(株)ユーラステクニカルサービス風力事業統括担当役員】が出席し、教育環境における整備充実を図って欲しいと声を揃えておりました。
令和6年10月25日 『稚内大谷高校 風車施設を見学』
稚内大谷高校1学年生39名が地学基礎を学ぶため、恵北にそびえ立つ天北エナジーの風車を見学され、㈱ユーラステクニカルサービス小林宗谷事業所長及び相馬副所長が説明を行いました。 風力発電施設の天北ウインドファームでは広大な敷地にある大型風車を間近で見学し、風車の建設から稼働に至るまでの経緯や風車の発電量やメンテナンス方法などの説明を受けました。
その他地域貢献活動内容
市内小中学生等を招いた風車見学会(バス交通費拠出)
令和1年度(市内各小中学校)
令和2年度(増幌小中学校)・(稚内大谷高校)
令和3年度(稚内大谷高校)
令和4年度(稚内大谷高校)
令和5年度(稚内高校)・(稚内市立南小学校)・(稚内大谷高校)
令和6年度(稚内大谷高校)